松本市で「親の老後を考える」|見守り・介護予防・地域包括支援センターまでわかりやすく解説

人生サイクル

親が高齢になってくると、ある日ふと、

「最近、物忘れが増えたかな」
「一人暮らしを続けて大丈夫かな」
「車の運転、そろそろ心配だな」
「まだ介護ではないけれど、何か準備した方がいい?」

と思うことがあります。

でも、まだ要介護認定を受ける段階ではないと、

「どこへ相談すればいいの?」

と迷ってしまいますよね。

そんなとき、松本市でまず覚えておきたいのが地域包括支援センターです。

この記事では、親の老後が気になり始めたときに知っておきたい、

見守り・介護予防・認知症への備え・運転免許返納・財産管理

などを順番にわかりやすく紹介します。

※この記事は2026年10月時点で確認した情報をもとにしています。制度や対象条件は変更される場合がありますので、利用時には各公式サイトで最新情報をご確認ください。


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まず覚えておきたい「地域包括支援センター」

地域包括支援センターは、高齢者本人や、高齢者を介護・支援している家族の身近な相談窓口です。

松本市では、市内を担当地区に分けて地域包括支援センターを設置しています。

相談内容は、

  • 一人暮らしが心配
  • 最近物忘れが増えた
  • 介護予防を始めたい
  • どんな福祉サービスを利用できるか知りたい
  • 成年後見制度について知りたい
  • 悪質商法や消費者被害が心配

など幅広く、相談は無料です。松本市

松本市公式

地域包括支援センター|松本市

自宅の地区を担当するセンターも、このページから確認できます。


① 「最近ちょっと心配」と思った段階で相談していい

「介護が必要になってから相談する場所」と思われがちですが、地域包括支援センターはその前の段階から利用できます。

たとえば、

  • 同じ話を何度もする
  • 薬を飲み忘れる
  • 買い物へ行くのが大変になった
  • 転倒が増えた
  • 家の中が以前より片づかなくなった
  • 外出する機会が減った

などの変化があれば相談できます。

必要に応じて、介護予防、医療、福祉、地域の支援サービスなどにつないでもらえます。松本市


② 介護になる前の「介護予防」も大切

年齢を重ねると、

「外に出なくなった」
「歩く機会が減った」
「人と話す機会が少なくなった」

といった変化が重なり、生活機能が低下することがあります。

地域包括支援センターでは、介護予防ケアマネジメントも行っており、地域の通いの場や必要な支援につないでもらえます。松本市

「まだ元気だから何もしなくていい」ではなく、

元気なうちから体を動かす、人と会う、外へ出る

ことも老後の大切な準備です。


③ 一人暮らしの親が心配なとき

離れて暮らしている親の場合、

「ちゃんと食事できているかな」
「倒れても誰にも気づかれないのでは?」

と心配になることがあります。

松本市には、地域によって高齢者等を対象にした訪問給食サービスがあります。

2026年度では、四賀・安曇・奈川地区に住む、おおむね65歳以上の方や障がい者のみの世帯などを対象に、自宅へ弁当を届けながら見守りを行っています。最大週6回、1食500円です。松本市

松本市公式

訪問給食サービス|松本市

対象地域や条件がありますので、それ以外の地域も含め、

「親の見守りで利用できるサービスはありますか?」

と地域包括支援センターへ相談するのがおすすめです。


④ 物忘れが気になってきたら

物忘れがあるからといって、すぐ認知症というわけではありません。

ただし、

  • 同じ質問を何度もする
  • 約束を忘れる
  • 道に迷うことが増えた
  • お金の管理が難しくなった
  • 怒りっぽくなった
  • 今までできていたことが難しくなった

など、以前と違う状態が続く場合は、早めに相談した方が安心です。

松本市には**認知症思いやりサポートチーム(認知症初期集中支援チーム)**があり、認知症の方や家族に早期から関わり、診断や必要な支援につなげています。松本市

松本市公式

認知症について|松本市


⑤ 外出して帰れなくなる心配が出てきたら

認知症などによって、外出したあと自宅へ戻れなくなる心配がある場合には、松本市の見守り制度があります。

代表的なものが**「思いやりあんしんカルテ」**です。

本人の情報をあらかじめ登録しておき、申請情報を松本警察署とも共有することで、万一行方不明になった際の早期発見につなげます。松本市

松本市公式

思いやりあんしんカルテ|松本市

松本市では、条件に応じて徘徊GPS端末機の貸与も案内しています。松本市

「まだ必要ない」と思う段階でも、こういう制度があることを知っておくだけで安心です。


⑥ 親の車の運転が心配になってきたら

松本周辺では、生活に車が必要な地域も多くあります。

そのため、

「運転をやめてもらいたいけれど、買い物や病院はどうする?」

という問題も出てきます。

次のような変化が増えてきたら、一度家族で運転について話してみてもよいでしょう。

  • ヒヤッとする場面が増えた
  • 駐車するときにぶつけることが増えた
  • 道を間違えるようになった
  • 信号や標識を見落とす
  • 車に傷が増えている

大切なのは、単に

「もう運転しないで」

ではなく、

「運転をやめた後、どう生活するか」

まで一緒に考えることです。


⑦ 運転免許を自主返納したら

長野県警察では、運転免許を自主返納した高齢者などを対象に**「長野県警察シニアサポート制度」**を実施しています。

自主返納後に「運転経歴証明書」などを提示すると、制度に参加している県内事業者から特典を受けられる場合があります。運転経歴証明書は、公的な本人確認書類として利用でき、有効期限はありません。長野県公式サイト

長野県警察公式

長野県警察シニアサポート制度

自主返納そのものについてはこちらです。

運転免許証自主返納者支援|長野県警察

返納を考えるときには、バス・タクシー・家族による送迎など、その後の移動方法も一緒に確認しておきましょう。


⑧ 親のお金や契約についても少しずつ確認

高齢になると、

  • 銀行口座
  • 保険
  • 公共料金
  • スマートフォン
  • クレジットカード
  • 不動産

などの管理が負担になることがあります。

元気なうちから、

「通帳はどこにある?」
「どんな保険に入っている?」
「家や土地の書類はどこ?」
「大切な契約先は?」

などを家族で話しておくと安心です。

ただし、本人の財産を家族だからといって自由に管理できるわけではありません。


⑨ 判断能力が低下した場合は「成年後見制度」も

認知症などで、契約や財産管理を本人だけで行うことが難しくなった場合、成年後見制度を利用することがあります。

松本市では、高齢福祉課や地域包括支援センターなどで相談でき、司法書士や弁護士による無料相談会も行われています。松本市

松本市公式

成年後見制度|松本市

「今すぐ利用する」ということではなく、必要になったときに相談できる制度があることを覚えておけば十分です。


⑩ 高齢者を狙った詐欺・悪質商法にも注意

高齢者は、

  • 還付金詐欺
  • 架空料金請求
  • 点検商法
  • 強引な訪問販売

などの被害に遭う可能性があります。

地域包括支援センターでは、高齢者の権利擁護や消費者被害についての相談も扱っています。松本市

家族でも、

「知らない番号からの電話にはすぐ答えない」
「お金の話が出たら一度家族に連絡する」

など、簡単なルールを決めておくと安心です。


⑪ 家族で一度話しておきたいこと

親が元気なうちだからこそ、少しずつ確認しておきたいことがあります。

もし体が弱ったら、どこで暮らしたい?

介護が必要になったら、自宅と施設のどちらを希望する?

車に乗れなくなったらどうする?

かかりつけ医はどこ?

緊急連絡先は誰?

保険・預金・重要書類はどこ?

もしものとき、誰に連絡してほしい?

全部を一度に聞く必要はありません。

日常の会話の中で少しずつ確認しておく方が、親にとっても負担が少ないと思います。


親の老後チェックリスト

親の様子が気になってきたら、一度確認してみましょう。

□ 定期的に連絡を取れている
□ 食事を取れている
□ 病院へ通えている
□ 薬を管理できている
□ 転倒が増えていない
□ 外出する機会がある
□ 物忘れが急に増えていない
□ お金を管理できている
□ 車の運転に不安がない
□ 緊急連絡先を確認している
□ 大切な書類の場所を知っている
□ 地域包括支援センターを知っている

一つでも気になることがあれば、

「まだ介護じゃないから」

と待つ必要はありません。


困ったときの公式リンクまとめ

記事の最後に、こちらをまとめて置いておくと読者にも使いやすいです。

高齢者の生活全般・介護予防について相談したい
→ 地域包括支援センター|松本市

物忘れ・認知症が心配
→ 認知症について|松本市

行方不明への備えをしたい
→ 思いやりあんしんカルテ|松本市

対象地域の訪問給食・見守りを確認したい
→ 訪問給食サービス|松本市

財産管理・成年後見について相談したい
→ 成年後見制度|松本市

運転免許返納後の支援を知りたい
→ 長野県警察シニアサポート制度

この「公式リンクまとめ」は、よりみち帖の記事ではかなり便利だと思います。


まとめ|「介護が始まる前」からできることがある

親の老後というと、

「介護が必要になったら考えればいい」

と思いがちです。

でも実際には、

まだ元気
↓
少し気になる
↓
地域包括支援センターへ相談
↓
介護予防・見守り
↓
必要になったら介護サービスへ

という段階があります。

「最近ちょっと様子が違うな」

その小さな変化に気づいたときが、情報を集め始めるタイミングかもしれません。

何から始めればいいか分からなければ、まずは、

「地域包括支援センターに相談してみる」

これだけ覚えておけば大丈夫です。

松本市には、認知症支援、見守り、成年後見など、高齢者本人と家族を支えるさまざまな仕組みがあります。

「松本よりみち帖」でも人生サイクルに沿って、

結婚
→ 妊娠・出産
→ 保育・子育て
→ 学び・学校
→ 働く・独立
→ 住まい・暮らし
→ 親の老後
→ 介護
→ 終活
→ おくやみ・葬儀

と、一つずつ分かりやすく紹介していきます。

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