松本城から歩いて少し。
女鳥羽川の流れに沿うように、どこか懐かしい雰囲気の通りがあります。
**縄手通り(なわて通り)**です。
松本を訪れた観光客はもちろん、地元の人もふらりと立ち寄るこの通り。
松本城を見たあと、少し時間があったら寄り道してみませんか。

「縄手通り」という名前の由来
縄手通りは、松本城の南総堀と女鳥羽川の間にあった、細長い土手がその始まりです。
その形がまるで「縄」のようだったことから、「縄手」と呼ばれるようになったといわれています。
明治12年(1879年)に四柱神社が現在の場所に建立されると、その参道として発展していきました。
今では松本城や中町通りとともに、松本の城下町散策ではおなじみの場所になっています。

なぜ縄手通りには「カエル」がいっぱい?
縄手通りを歩いていると、あちらこちらでカエルに出会います。
石像、看板、置物、お土産……。
「どうしてこんなにカエルがいるんだろう?」
初めて訪れた人なら、きっとそう思うはずです。
かつて女鳥羽川には、きれいな水を好むカジカガエルが生息していました。
縄手通りでは、女鳥羽川が再びカジカガエルの住めるようなきれいな川であってほしいという願いを込め、カエルが通りのシンボルになっています。
通りの東西では、カエルのキャラクター「メトバ」と「ゴウ太」も迎えてくれます。
カエルを探しながら歩いてみるのも、縄手通りの楽しみ方のひとつです。

小さなお店を眺めながら、のんびり歩く
縄手通りの魅力は、有名な観光スポットを「見る」というよりも、ぶらぶら歩くことそのものにあるような気がします。
昔ながらのお店があるかと思えば、たい焼きやパン、アイスクリーム、雑貨などを扱う個性的なお店もあります。
気になる店をのぞいたり、ちょっと食べ歩きをしたり。
どこか昔の商店街を思わせる雰囲気もあり、華やかな観光地とはまた違った松本らしさを感じられます。
縄手通りは一年を通して歩行者天国になっているので、車を気にせずゆっくり散策できるのもうれしいところです。

すぐ隣には四柱神社
縄手通りを歩くなら、ぜひ立ち寄りたいのが**四柱神社(よはしらじんじゃ)**です。
天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神、天照大神という四柱の神様をお祀りし、「願いごとむすびの神」として親しまれています。
女鳥羽川に架かる橋を渡り、四柱神社へ。
街のにぎわいのすぐそばに神社があるという景色も、縄手通りならではです。
「松本よりみち帖」では四柱神社についても紹介していますので、あわせて読んでいただけたらうれしいです。
四柱神社の参拝方法|長野・松本の最強パワースポット!願いが叶う正しい巡り方 – 松本よりみち帖

松本城から縄手通り、そして中町へ
縄手通りだけを目的地にするのもいいですが、せっかくなら松本の街を歩いてみるのがおすすめです。
松本城 → 縄手通り → 四柱神社 → 中町通り
このあたりは徒歩でつなげて楽しめます。
松本城の堂々とした姿を眺めたあと、縄手通りでちょっと寄り道。
さらに女鳥羽川を渡って中町通りへ――。
車で移動しているだけでは気づかない、小さなお店や路地、川の流れなどに出会えるかもしれません。
縄手通り 基本情報
所在地
長野県松本市大手3丁目周辺
アクセス
JR松本駅お城口から徒歩約15分
車の場合
松本ICから約15分
周辺スポット
・松本城
・四柱神社
・女鳥羽川
・中町通り
※各店舗の営業時間や定休日は異なります。お目当てのお店がある場合は、訪問前に最新情報をご確認ください。
おわりに
松本には松本城をはじめ、全国から多くの人が訪れる観光名所があります。
でも、少し横道へ入ってみたり、川沿いを歩いてみたりすると、また違った松本の表情が見えてきます。
縄手通りも、そんな場所のひとつ。
カエルを探したり、お店をのぞいたり、女鳥羽川を眺めたり。
予定を詰め込みすぎず、気の向くままに歩いてみる。
そんな**「よりみち」**が似合う通りです。
松本城を訪れた際には、ぜひ少しだけ足を延ばしてみてください。
きっと、松本の街がもう少し身近に感じられると思います。


コメント