こんにちは‼地元、松本在住の私、kamijiが松本城の魅力をわかりやすくお伝えします!『松本城』が地域の人に支えられ400年あまり、現存のまま守り続けられた天守閣は皆をここまで惹きつけるのか、庭園から城内までを散策しながら”地元目線”で松本城に訪れれたことのない人にも楽しんでいただけるように、このブログを通じてお伝えできればと思います。
国宝 松本城とは
松本城とは、『松本を観光地として有名にしてきた一番の象徴であり、現存する日本を代表する国宝の天守閣』の一つとされています。
築城400年といわれ、国宝の天守閣は現在、姫路城、彦根城、犬山城、松江城、松本城でこれらの城を『国宝5城』と呼び天守を見学することが可能です。
どのお城も国宝に名立たる名城で風格がありますよね!
松本城は戦国時代の永正年代初めに造られた”深志城”が始まりで動乱の時代を乗り越え天正十年(1582年) 小笠原貞慶が深志城を松本城に改めました。
天守閣は現存する天守12城のうち五重六階の天守は日本最古といわれておりましたが、2021.3.30 に専門家により犬山城が最古の天守に認定されということで、地元民としては少しショックでしたが〜。
しかし戦国末期の戦いのための天守と平和な時代の優雅な櫓とにより造られている数々の優れた建築技術を今に伝えていることは周知の事実であります。
では私、kamijiとともに松本城めぐりをしてみましょう!
松本城 正面入り口
正面入り口には向かって右手に『国宝 松本城天守』と書かれた立派な石柱があり正面が松本城正門(券売所) そして左手には松本城公園が見えます。
松本城公園は春は桜、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々の顔(風景)を見せてくれます。
さらに進むとお城のお堀が見えてきます。お堀には丸々とした錦鯉、鳩、お城に住んでいるコブハクチョウが優雅に水面を回遊しています。
※松本城に住んでするコブハクチョウは平成11年の太鼓門復元を祝して、滋賀県 彦根市の国宝『彦根城』からオスの彦ちゃんと・メスの松ちゃんのつがいで寄贈されました。
皆から愛された2羽ともに残念ながら老衰で亡くなってしまいましたが、現在、その子供たち3羽がお堀周辺で見ることができます(コブハクチョウの寿命は20~30年といわれています)
いざ城内へ
松本城内に入るには黒門を通り券売所で入場券を購入します。
写真左が黒門(発券所)通路には歴代城主の家紋の入った行燈が並べられています。
チケット券売所は2口に分かれています。
こちらが入場券と庭園観光と天守に登るためのチケット(一般700円)2021.3月現在。
チケットを受け取り進むと門脇に左手に甲冑・右手に歴代城主の解説とスタンプがあります。
(スタンプコレクターはここで忘れずにGet!して下さいね)
松本城 御城印
さらに進むと左手に壮大な松本城、右手に松本城管理事務所が見えます。
管理事務所では松本城の御城印が購入でき管理事務所の隣は売店となっています。
(御城印は2種類あり、1印300円。2印同時購入で500円となりお得です!)
『御城印見たいですか?』
では特別に (^^♪
御城印は2種類あます。どちらも品格のある御城印ですね。来城記念にぜひ!
松本城 売店
観光に来たら外せないのがお土産。松本のネーミング入りのお菓子やストラップなどがありますね。
中でもお勧めが『松本てまり』で松本城の歴代の城主が好んで作らせたとされ、その製法は1750年頃の江戸中期から伝えられてきました。
江戸・明治・大正・昭和・平成と長く親しまれてきた松本ならではの民工芸品です。
な、なんと!? 刀と火縄銃も販売されています。もちろんレプリカですが(汗)
松本城内 庭園 ①
続いて庭園を散策しますね。(庭園は無料開放される期間もありますのでHPなどを要チェック!)
松本城を背景に手前が松本市のマスコットキャラクター『アルプちゃん(甲冑バージョン)』
すごく愛くるしいキャラクターですよね!
ここでサムライ姿のお城職員さんがいろいろと説明をしてくれます。とても親切でしたので記念に写真を撮らせていただきました!またヒ・ミ・ツの展望スポットを教えて戴きました。
松本城を背景に北アルプスの雄大な山並みがきれいに見えますが、さらに高位置から展望できるスポットがあるそうです。
それは~。
松本城の東側に位置する松本市役所の最上階 展望室から眺める山並みは大絶景とのこと。市民でも知らない人は多いのでは~。
誰でも展望室に行けますので、お時間のある方はぜひに。(注:土日祝、年末年始は定休となります。お問合せ 松本市役所0263-34-3000)
松本城内 庭園 ②
では引き続き庭園を眺め進んでいきましょう!! 写真は進んだ順路の流れでアップしてあります。
ぐるっと半周してまいりましたが広い空間は心を和ませてくれます。
庭園は四季折々の景色を描きイベントも開催してくれますので季節に応じて来城されるのも楽しいかもしれませんね。
いざ、天守閣へ!
ではいよいよ天守閣に登っていきますね!入城はソーシャルディスタンスを取るため先の方が進まれてから合間を取り案内してくれます。
ここで入場券の確認と靴は脱ぎビニールの袋に入れ階段を登っていきます(ビニール袋はお城で用意してくれます)
城内に入るとすぐに説明書きが。城内は城内は撮影可能ですが階段付近の撮影はNGです。階段が急なため安全を配慮してのことでしょうね。
武者走:『天守一回周囲1間通りは、内側の床より50cm低い。これを入側(いりがわ)または武者走(むしゃばしり)っていうそうです。
戦争の時、武士が矢玉をもってここを走り回るので、その名前が付いたそうです。武者走りの外側の柱列をよく見ると曲線描いているのが分かります。
これは下の天守台石垣の天端の線が糸巻き状曲線仕上げられているためです。この影響は2階にも及んでいます』
天守1階
では城内の黒塗りの廊下を進んでいきましょう。何やら先の方に光を放つ小窓が…。
これが『石落(いしおとし)』
石垣を登ってくる敵に石を落としたり、矢や鉄砲撃って撃退する小窓ですね。
城内の四隅に付いています。
更に進むと城内は歴史を伝える博物館のようになっているため飽きさせません。
むしろ長居をしてしまいそう。
天守大棟の鯱(上段写真)、白壁の構造(下段 右)
天守2階
さて、進むと2階に登る階段です。階段付近は撮影NGなので少し離れた位置から撮らせていただきました。
とても急なため心して上りましょう。(松本城の職員さんが安全面を見守り誘導してくれます)
さて2階に上ると鉄砲や鎧武者(甲冑)などの展示があります。
2階の鉄砲蔵は、松本市出身の赤羽道重さん、か代子さんご夫妻が火縄銃や装飾品のコレクションを市に寄贈したことから開設されました。
火縄銃の歴史が分かりやすく展示されています。当時の歴史が身近に感じられるため本当にありがたいですね。
天守3階
3階は特に何もないのでスルーして進んで行きます。
外観からは3階は見えない構造になっているようです。これが五層六階の建て方です。
光を入れる小さな格子窓は付いています。
天守4階
こちらが御座の間です。戦のときは城主がここに座し指揮を執っていたのでしょうね。
天守5階~最上階
このような感じで通路に従って進みます。
こちらもお城の職員さんが密にならないように誘導をしてくれますので安心して進むことができます。
ただ階段はかなり急ですので気を付けてくださいね(上階に行くほど急になります)
引き続き順路に従って進みます。登る方・降りる方が入り混ざらないように上手く仕切られています。
ここが最上階です。窓からは落ちないよう完璧にガードがされています。
最上階の天井には錦の袋が…
二十六夜神
『天井の中央に祭られている二十六夜神、元和4年正月26日の夜、持筒頭の川井八郎三郎の前に美しい女神が現れ「二十六夜に米3石3斗3升3合3勺を炊いて供えよ」と錦の袋を授け、この錦の袋をご神体にお告げを守ったため~。
享保12年に本丸御殿が火災にあった時も二十六夜神のご加護で天守は守られたといわれています』
美しい女神さま。会ってみたいものですね。
最上階を満喫~下階へ
下階段を降りていくと月見櫓が見えてきます。月見櫓から見える庭園はまた格別です。
この日は鳩も出迎えてくれました。(下り階段はさらに急に感じます。ご注意を)
月見櫓
『北・東。南に設えてある舞良戸(まいらど)を外すと、三方吹き抜けになり、周りに巡らされた朱塗りの回縁や船底型の天井など書院風の造りと相まって優雅の雰囲気を醸し出しいます。天守・渡櫓・乾小天守と比べ開放的で平和な時代に造られたことがよく分かります。
この月見櫓は松本城主松平直政(家康の孫)によって、一国一城令という統制の厳しい中、寛永年中に三代将軍家光を迎えるため増築されたものであり、現存する城郭建築の中で月見櫓を持つのは松本城と岡山城ですが、天守と一体となっているのは松本城だけとなります』
天守閣 出口
お城を出ると忍者がいて写真を撮らせていただきました。今も昔もこうしてお城を守ってくれているのですね。すごく気さくで親切な忍者さんでした!(カッコいいですね ^ ^ )
私も何年かぶりに天守閣に登りましたが、いい体験をさせて戴きました。
お城の職員の皆さんが城内での安全な案内、誘導でしっかりとしたご対応をして下さったのは、とても嬉しく心強かったです。ありがとうございました!!
アクセス
長野自動車道 松本ICから国道158号を松本市街地方面へ向かい約3.5km(約20分)
<松本ICまで>
- 東京から:中央自動車道経由で約220km、約2時間40分
- 名古屋から:中央自動車道経由で約210km、約2時間30分
- 大阪から:名神高速道路・中央自動車道経由で約380km、約4時間40
国宝 松本城
年末を除き無休
開場 8:30~17:00(最終入場 16:30)*時期により変動あり
松本城管理事務所
390-0873 松本市丸の内4番1号
TEL 0263-32-2902 FAX 0263-32-2904
まとめ
松本城の魅力を地元ならではの視点でお伝えさせていただきました。
今回は松本城の庭園から天守閣まで、もしかしたら地元の人も知らなかったネタ??も含めて一緒に訪れた気分になって頂けたら幸いに思います。
またこれから観光に訪れる方のために~。
『松本城って聞いたことはあるけどどんなお城だろう』とか『城内はどうなっているの?』ということに少しでも興味を持っていただけたらこのブログを作成した甲斐があります。
魅力発信はこれからも続けていきたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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