2026年秋、松本市美術館で注目の企画展が開催されます。
「Sustainable World -佐藤大史・磯部昭子 ふたりの視点から-」
開催期間は、2026年9月19日(土)~12月6日(日)。
長野県にゆかりのある2人の写真家、佐藤大史(さとう・だいし)さんと磯部昭子(いそべ・あきこ)さんが、それぞれ異なる視点から「今」と「未来」を見つめる展覧会です。
雄大な自然や地球に目を向ける佐藤さん。
人や日常、その中にある記憶や価値観を見つめる磯部さん。
さらに今回は、写真作品を鑑賞するだけでなく、セイコーエプソンの技術を生かした展示表現にも注目です。
「この世界を未来へどうつないでいくのか」。
2人の写真家が切り取った世界を通して、そんなことを考えるきっかけになりそうな企画展です。
「Sustainable World」とは?
今回の展覧会のテーマは、「長野県ゆかりの写真家が写す今、そして、未来へのメッセージ」。
タイトルの「Sustainable World」には、「持続可能な世界」という意味があります。
普段、私たちは美しい自然や何気ない日常を当たり前のように見ています。
しかし、その風景はずっと同じ姿であり続けるのでしょうか。
写真という一瞬を残す表現を通して、現在の世界を見つめ、そこから未来について考える――。
そんな展覧会になっています。
そして興味深いのが、2人の写真家が見つめる方向の違いです。
佐藤大史|雄大な自然から「地球」を見つめる
佐藤大史さんは、長野県安曇野市を拠点に活動する写真家です。
北アルプスの燕山荘で働いた経験を持ち、現在はアラスカをはじめとする雄大な自然や野生動物を撮影しています。
テーマとしているのは、
「我々すべてが属している地球」
という大きな世界。
アラスカの白夜やオーロラなど、人間の力ではつくり出すことのできない圧倒的な自然を前にすると、私たち人間もまた地球に生きる一つの存在なのだと感じさせられます。
美しい自然を楽しむだけでなく、その自然が未来にも残っていくために何が必要なのか。
佐藤さんの写真は、そんなことを考えるきっかけを与えてくれそうです。
磯部昭子|人と日常の中にある世界を見つめる
磯部昭子さんは、10代を松本で過ごした、松本にゆかりのあるフォトグラファーです。
武蔵野美術大学在学中から作品を発表し、その後は雑誌、広告、CDジャケットなど幅広い分野で活動。
現在は写真だけでなく、アートディレクションやムービー撮影などにも活動の場を広げています。
大自然や地球という大きな世界を見つめる佐藤さんに対して、磯部さんが目を向けるのは、人や日常など、私たちにより身近な世界。
同じ「写真」という表現でも、何を見つめ、どの瞬間を残すのかによって世界の見え方は大きく変わります。
自然と人。地球と日常。
異なる2つの視点を一つの会場で体験できることが、この展覧会の大きな魅力です。
写真だけじゃない!展示方法にも注目
「Sustainable World」では、展示の方法そのものにも注目です。
技術協力を行うのは、長野県にゆかりの深いセイコーエプソン株式会社
最新の液晶プロジェクターやデジタル捺染技術などを活用し、2人の写真家の作品世界を表現します。
作品の内容だけでなく、展示方法からも「サステナブル」を考える。
一般的な写真展とは少し違った、写真と技術、そして空間が組み合わされた展示を楽しめそうです。
初日9月19日はギャラリートークも開催
展覧会初日の**2026年9月19日(土)14:00~**には、佐藤大史さんと磯部昭子さん本人によるギャラリートークが予定されています。
2人と一緒に展示室を巡りながら、作品に込めた思いや制作時のエピソードなどを聞くことができます。
写真だけを鑑賞するのとはまた違い、作者本人の言葉を聞いてから作品を見ることで、新しい発見があるかもしれません。
事前申込は不要・参加無料ですが、当日有効の本展観覧券が必要です。
初日に訪れる予定の方は、14時に合わせて出かけるのもおすすめです。
開催期間・時間・会場
展覧会名
Sustainable World -佐藤大史・磯部昭子 ふたりの視点から-
開催期間
2026年9月19日(土)~12月6日(日)
開館時間
9:00~17:00
※入場は16:30まで
会場
松本市美術館
2階 企画展示室
住所
長野県松本市中央4-2-22
休館日
原則として月曜日です。
ただし、
・9月21日(月)
・10月12日(月)
・11月23日(月)
は開館。
振替として、
・9月24日(木)
・10月13日(火)
・11月24日(火)
が休館となります。
祝日前後に訪れる場合は、事前に開館日を確認しておくと安心です。
観覧料金
一般
前売券:1,300円
当日電子チケット:1,400円
当日窓口:1,500円
大学生・70歳以上の松本市民
前売券:800円
当日電子チケット:900円
当日窓口:1,000円
高校生以下
無料
障がい者手帳をお持ちの方と介助者1名も無料です。
前売券の販売は2026年9月18日(金)まで。
また、本展の観覧券で、松本市美術館3階のコレクション展示・記念室展示も観覧できます。
せっかく訪れるなら、企画展だけでなく3階までゆっくり巡るのがおすすめです。
草間彌生の作品も一緒に楽しみたい
松本市美術館といえば、忘れてはいけないのが松本市出身の世界的芸術家、草間彌生です。
3階では特集展示**「草間彌生 魂のおきどころ」**を通年展示しています。
美術館の入口付近では巨大な野外彫刻《幻の華》も来館者を迎えてくれます。
「Sustainable World」で写真家2人が捉えた世界を鑑賞し、さらに草間彌生の独創的な世界へ。
一度の来館でまったく異なる芸術表現に触れられるのも、松本市美術館ならではの楽しみです。
アクセス
松本市美術館はJR松本駅から徒歩約12分。
松本駅からバスを利用する方法もあります。
車の場合は美術館周辺の駐車場状況も確認してから向かうと安心です。
松本城や中町通り、縄手通りなど松本中心市街地の観光スポットとも組み合わせやすいため、美術館だけでなく街歩きを一緒に楽しむのもおすすめです。
あわせて立ち寄りたい松本のスポット
松本市美術館を訪れたら、周辺散策も楽しんでみてください。
松本城
松本を代表する国宝。美術館とあわせて巡りたい定番スポットです。
中町通り
白壁となまこ壁の蔵造りの建物が並び、松本らしい街並みを楽しめます。
縄手通り
個性的なお店が並ぶ、歩いて楽しい商店街。中町通りと一緒に巡るのもおすすめです。
四柱神社
縄手通りのすぐそばに鎮座する神社。松本市街地散策の途中にも立ち寄りやすい場所です。
※それぞれ「松本よりみち帖」で詳しく紹介しています。
まとめ|2026年秋、松本で見ておきたい企画展
**「Sustainable World -佐藤大史・磯部昭子 ふたりの視点から-」**は、2人の写真家がそれぞれの視点から現在の世界を見つめ、その先にある未来について考える企画展です。
雄大な自然と地球を見つめる佐藤大史さん。
人や日常に視線を向ける磯部昭子さん。
そして、2人の作品世界を支える新しい展示技術。
単に「きれいな写真を見る」だけでは終わらないところに、この展覧会の面白さがあります。
開催期間は2026年9月19日(土)~12月6日(日)
秋の松本観光を予定している方はもちろん、地元に住んでいるからこそ、ゆっくり訪れてみるのもいいのではないでしょうか。
2人の写真家が見つめた世界の先に、自分自身はどんな未来を見るのか。
松本市美術館で、少し立ち止まって考えてみる時間も素敵だと思います。



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