最初から、順調だったわけではありませんでした。
文章を書くこと自体は、もともと嫌いではなかったはずなのに、
「ブログは収入につながる」という言葉に背中を押されて始めた頃は、どこか無理をしていた気がします。
講座にも入り、情報を集め、写真を探し、時間をかけて記事を書いてみても、
訪れてくれる人の数は、いつも一桁あればいい方。
次の記事を書くために、また情報を集めなければいけない。
そう思うたびに、パソコンに向かう手が少しずつ遠くなっていきました。
「最初はしんどかった…」
そう感じて、やめてしまったこともあります。
書きたいものと、求められていると言われたもの。
その間に小さなズレがあったことに、当時は気づけませんでした。
人と接することに気疲れしてしまう自分がいて、
学生の頃から心理学に興味を持ち、本を読むことが増えていきました。
安心したくて、答えを探したくて、
気づけば何十冊…いや、何百冊も読んできた気がします。
そんな中で、ふと思ったのです。
「誰かのための記事を書く前に、
自分のための“整理箱”みたいな場所があってもいいんじゃないだろうか」と。
上手くまとめようとしなくてもいい。
完璧な答えを出さなくてもいい。
ただ、今まで学んできたことや感じたことを、静かに置いていく場所。
そう考えたとき、止まっていたブログに、もう一度向き合ってみようと思えました。
もともと、人の役に立ちたいという気持ちは強かったと思います。
でもその分、気をまわしすぎて、どこかで疲れてしまっていた部分もありました。
それは自分だけだと思っていたけれど、
言葉にしてみると、同じような感覚を持っている人がいることにも気づきました。
大きな成功や特別な変化じゃなくても、
日々の中で「ちょっと良かったな」と思えたことを、
そのまま言葉にして残していく。
共感してもらうことが目的ではなく、
ただ、誰かの心がふっと緩む瞬間につながったらいいな――
そう思えるようになった頃から、書くことが少しずつ楽しくなってきました。
人のために書いているようで、自分のため。
自分のために書いているようで、どこかで誰かとつながっている。
そんな感覚が生まれてきた今、
「続ける」という言葉の重さも、少し変わってきた気がします。
無理に頑張るのではなく、
自然とまた書きたくなる日を大切にしながら。
ここまでの歩みは、決して派手ではないけれど、
自分なりに大切な時間だったと思えるようになりました。


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