人生アップデート|しんどかった“続ける”が、少し楽しくなってきた日【第19話】

人生アップデート

最初から、順調だったわけではありませんでした。

文章を書くこと自体は、もともと嫌いではなかったはずなのに、
「ブログは収入につながる」という言葉に背中を押されて始めた頃は、どこか無理をしていた気がします。

講座にも入り、情報を集め、写真を探し、時間をかけて記事を書いてみても、
訪れてくれる人の数は、いつも一桁あればいい方。

次の記事を書くために、また情報を集めなければいけない。
そう思うたびに、パソコンに向かう手が少しずつ遠くなっていきました。

「最初はしんどかった…」
そう感じて、やめてしまったこともあります。

書きたいものと、求められていると言われたもの。
その間に小さなズレがあったことに、当時は気づけませんでした。


人と接することに気疲れしてしまう自分がいて、
学生の頃から心理学に興味を持ち、本を読むことが増えていきました。

安心したくて、答えを探したくて、
気づけば何十冊…いや、何百冊も読んできた気がします。

そんな中で、ふと思ったのです。

「誰かのための記事を書く前に、
 自分のための“整理箱”みたいな場所があってもいいんじゃないだろうか」と。

上手くまとめようとしなくてもいい。
完璧な答えを出さなくてもいい。
ただ、今まで学んできたことや感じたことを、静かに置いていく場所。

そう考えたとき、止まっていたブログに、もう一度向き合ってみようと思えました。


もともと、人の役に立ちたいという気持ちは強かったと思います。
でもその分、気をまわしすぎて、どこかで疲れてしまっていた部分もありました。

それは自分だけだと思っていたけれど、
言葉にしてみると、同じような感覚を持っている人がいることにも気づきました。

大きな成功や特別な変化じゃなくても、
日々の中で「ちょっと良かったな」と思えたことを、
そのまま言葉にして残していく。

共感してもらうことが目的ではなく、
ただ、誰かの心がふっと緩む瞬間につながったらいいな――
そう思えるようになった頃から、書くことが少しずつ楽しくなってきました。


人のために書いているようで、自分のため。
自分のために書いているようで、どこかで誰かとつながっている。

そんな感覚が生まれてきた今、
「続ける」という言葉の重さも、少し変わってきた気がします。

無理に頑張るのではなく、
自然とまた書きたくなる日を大切にしながら。

ここまでの歩みは、決して派手ではないけれど、
自分なりに大切な時間だったと思えるようになりました。

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