こんにちは。kamijiです。今回は長野県最強パワースポットの一つ【四柱神社 (よはしらじんじゃ) 】について書かせていただきます。四柱神社は松本城から徒歩10分ほどですので松本城とあわせて散策できるお勧めの観光コースとなっています。県内最強パワースポットといわれていますが、なぜそれほどのパワーがあるのか地元目線で書かせていただきますね!
四柱神社が最強パワースポットと呼ばれる理由
四柱神社が最強と言われる所以について、まずは御祭神について書かせていただきます。四柱神社の御祭神は、
- 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
- 高皇産霊神 (たかみむすびのかみ)
- 神皇産霊神 (かみむすびのかみ)
- 天照大神 (あまてらすおおみかみ)
この四柱の大神が奉られています。
古事記の巻頭に「天地初発の時、高天原に成りませる神の御名は、天之御中主神、次に高皇産巣日神、次に神皇産巣日神」と記されており、我国の歴史の上で最初に出現された神様です。
『造化の三神』とも申し上げるこの神々の御力により、天地万物が生成されたと言われております。
天之御中主神
天之御中主神は御名の示します通り、天の中央に座します主の神として、産霊(むすび)の神の御はたらきを統一される神様です。
高皇産霊神・神皇産霊神
高皇産霊神・神皇産霊神は宇宙創造根源の神様で、御神名の「むすびの神」は実をむすぶ、苔がむす等と同様に、生産し、果実し、調和させる力を示します。
天照大神
天照大神は、この造化の三神の御神意を地上に顕現される神様で、伊勢の新宮、宮中賢所に奉斎されている最高至貴の大祖神様です。
このように大変高い御神徳の神様をお祀りされている四柱神社は、すべての願いが相叶うという意味で「願いごとむすびの神」として全国各地より崇拝をされています。
つまり最強のパワースポットといわれる所以は、天地万物を生成された最強の神々がお祀りされ、そのご加護があるということではないでしょうか!!
御由緒
明治天皇御親政に当り、明治7年2月筑摩県庁の所在地である松本に神道中教院が設立され、院内に四柱の大神が奉斎されてきました。
明治13年6月、当地方に初めて行幸があり新築新装になったばかりの神道事務分局を行在所に定められ、同月24日松本に陛下をお迎えしたのでありました。
この由緒ある社殿及び事務局の建物の一切が明治21年1月4日の松本大火に類焼、大正13年に至りようやく御鎮座当初と同じく中南信全域の奉賛を得て、現在の社殿が再建されました。(四柱神社 HPより抜粋)
メディアで取り上げられ、さらに有名に
いろいろなメディア、TV番組で取り上げられたことで、広く県内外からの観光のお客様が訪れるようになったと考えられます。
- 有名なところで『バナナマンの決戦は金曜日』(放送終了)という番組で人気占い師のゲッターズ飯田さんが最強のパワースポットと紹介。お知り合いの成功された3人の社長が共通して参拝された神社とのこと。
- 2017年10月21日放送の「出川哲郎の充電させてもらえませんかSP 絶景!信州パワスポ街道行くぞ諏訪大社」(TV 東京)でも参拝されていた神社として紹介
四柱神社の願いの叶うおすすめの巡り方
では四柱神社に参拝にあたり、まずは神社に面する繩手通りから進んでいきましょう!
繩手通りから四柱神社へ
今回は大名町通り側(西側)の入り口から進んでいきますね。入り口には目立つシンボルが2つあります。どちらも繩手通りのシンボルの “かえる“ です。
- 【シンボルその①】かえる侍:東京芸大の学生さんが学園祭に作成した御神輿。イキイキとした実に躍動感がある御神輿ですよね!
- 【シンボルその②】かえるの石像 反対側、出入り口の上土通りにも同じくかえるの石像があるんですよ!
(顔出しパネルが多いのも観光地ならでは。いくつあるか注目してみて下さいね)
商店街なのでお土産屋、食べ物やが多いですね。
こちらは入り口付近にあるおせんべい屋『雷神堂さん』です。(種類が豊富 約40種類)
そのまま、まっすぐ進むと左手に四柱神社の大鳥居が見えてきます。
【大鳥居】
大鳥居の相向かいには、なわて『若返りの水』があります。
2017年12月に出来たもので、縄手通りに面していることから『若がえり』と名付けられました。
縄手通りのシンボル蛙の石像も見ることができます。水がすごくきれいです。
御幸橋をわたり四柱神社境内へ
繩手通りから大鳥居をくぐり御幸橋を渡ります。
御幸橋とは明治天皇が明治十三年六月二十四日、松本に到着された際、当日竣工したばかりの石橋をお渡りになったこの橋を、御幸(みゆき、天皇陛下のお出まし)橋と命名し奉られました。
左側に手水舎があります。いま柄杓は使わずに流水で清めます。
松本市招魂殿 (月次祭 毎月三日)
平成二十五年伊勢の神宮で斎行された第六十二回神宮式年遷宮後、豊受大神宮(外宮)外幣殿を拝領、平成二十七年、松本市民を始め多くの方々の御奉賛により、松本市招魂殿として移築再建され、御英霊に鎮まり頂きました。
拝殿・参集殿
正面の大きな建物が拝殿。左側、狛犬奥が参集殿。参集殿一階は、社務所、授与所、祈祷待合室のほか喫茶室もあり、参拝者のくつろぎの場になっています。
2階大講堂では、神社主催の文化講演会のほか地域の各種催しが行われています。
参道はいつもお掃除が行き届いており、空気がピーンと張りつめた心地良い緊張感が感じられます!
【恵比寿神社】(月次祭 毎月十日)
境内を拝殿に向かって歩いていくと右隣に恵比寿神社があります。
昭和二十七年出雲大社・美保神社より勧請され、昭和五十年に境内社として鎮座されました。
御祭神の大国主神・事代主神は種々産業の祖伸、殊に農家では五穀豊穣の神として、また商家では商売繁盛の神として信仰を集めています。
縁結びの松
縁結びで四柱神社の見どころスポットのひとつに『縁結びの松』があります。
2本の松が根本で繋がり支え合っているので『縁結びの松』と呼ばれている珍しい松を見ることができます。
神前式の誓いにも通ずる縁起の良い松とされています。
伊勢神宮遙拝所(ようはいじょ)
境内には伊勢神宮につうずる遙拝所があり、伊勢神宮への遠隔参拝ができます。
伊勢神宮と同じ御利益が得られるとのことです。
イベント・行事
10月の1、2、3日に行われる例祭が有名で地元の方の間で四柱神社は「神道祭(しんとうさい)」の愛称で呼ばれ松本市を代表する秋祭りとなっています。
- 10月1日 宵祭り
- 10月2日 例祭
- 10月3日 松本市招魂殿祭
- 〃 中南信各家祖霊祭
その他各種例祭は行われていますので、四柱神社にお問合せ下さい。
御朱印・御朱印帳
御朱印は参集殿の社務所、授与所で頂くことができます。御朱印料はお心づけということで値段は決まっておりません。
こちらが御朱印と御朱印帳です。
根強い人気のある御朱印。パワースポットといわれる四柱神社で封入された四柱神社の”最強パワー”も頂けるのではないでしょうか。
もう一つのご祭神 カエル大明神
境内から大鳥居を出て左手、繩手通り沿いに少し通り過ぎるともうひとつのご祭神 『かえる大明神』が祀られています。
以前は女鳥羽川も汚れ、かえるの数も少なくなっていたようですが、地域の皆さんの努力により水もきれいになり、かえるも戻ってきたようですね。
『繩手と蛙』(看板の内容です)
その昔、「繩手」は松本城のお堀と女鳥羽川の清流にはさまれた”縄のように長く細い土手”でした。
明治12年に四柱神社が建立され、繩手はその参道として発達してきました。
馬車通行止めの通りは、祭事にはずらりと露店が並び、通りに沿って流れる女鳥羽川の水辺では「河鹿蛙(かじかがえる)」が美しい鳴き声をかなでていました。
境内から流れる太鼓の音、アセチレン灯の臭い、啖呵売の声、金魚すくいに打ち上げ花火など、独特の情緒がただよう通りでした。
しかし、いつの頃からか川が汚れ河鹿蛙は上流に追いやられ、通りも活気も失った時期もありました。
昭和47年「かえる大明神」を祀り、もう一度、水清く・活気ある通りにカエえようと新たな取り組みが始まり、以来「かえるの街」として市民や旅の人々がホッとできる通りとして現在に至っています。
繩手通りを散策
せっかくですから繩手通りも最後まで紹介しますね。商店街なのでいろいろなお店があります。なかでもおすすめのお店としては~。
たい焼き屋 ふるさと
型で一つずつ仕上げる一本焼きを作り続けて半世紀余り、卵・小麦粉など材料にこだわり北海道十勝産の小豆を使用し、白糖を使わず三種類の砂糖(黒糖・中双糖・三温糖)をブレンドしているためマイルドで深みのある甘さとなっています。
若手俳優の山崎賢人と土屋太鳳さん主演の映画『orange』の原作コミックで描かれていたこのお店のたい焼きを映画でも、そのまま使用し有名になったようです。
おすすめ パンSWEET
大正時代に米国シアトルで創業したパン店。
名物のパリジャン(フランスパン)、クロワッサンなどが並び店先にはカフェテラス、店内にはカフェスペースがあり、テイクアウトだけでなく、ゆったりとくつろげる空間があります。
かえるのお店 RiBBiT
繩手通りといえば“かえる“ 全国からかえる好きが集まるかえるの専門店。かえる好きのオーナーにより、グッズの種類は多岐にわたっています。
子供のおもちゃから作家手作りによるかえる作品まで店内にぎっしりと並んでおり、かえる好きにはたまらないお店ですね!!
繩手通りの町並み
いたるところにベンチ・休憩スペースがあるため散策に疲れたとき、ちょっとした休憩や食べ歩きができる空間が多いのは助かります。
繩手通りの東側出入口(車は通行止め) こちらにも顔出しパネルは健在!(さて、顔出しパネルはいくつあったでしょう。写真から探してみて下さいね)
繩手通り出入口 上土通側(東側)
やはりこちらにも、かえるの石像。手には書物、背中に薪を背負い、まるで二宮金次郎さんみたいですね!
上土通りの看板 昭和レトロな雰囲気を醸し出していますね!
この案内には上土町の由来が書かれています。
『松本城の東側 東門前の馬出し廓の堀の土を揚げた処から上土町(あげつちまち)の町名となりました』と記録されています。
アクセス
電車での来場
■JR松本駅から徒歩10分
JR篠ノ井線[中央本線(中央東線・中央西線)]松本駅お城口を出て国宝松本城方面へ向かって徒歩10分、女鳥羽川千歳橋を渡って右側に鳥居が見えます。
自動車での来場
■長野自動車道・松本インターチェンジから約3km。
※駐車場20台(バイクは使用できません)
※松本インタ-チェンジより松本市内方面へ中央2の交差点まで直進(T字路)、この交差点を左折すると千歳橋になります。
橋を渡り【大名町通り】の信号右折、信号のない交差点を右折すると四柱神社参拝者駐車場が右側あります。
四柱神社 連絡先
〒390-0874
長野県松本市大手3-3-20
TEL.0263-32-1936
FAX.0263-32-1942
まとめ
四柱神社の大鳥居をくぐりピーンと張りつめた神聖な空気に触れるたびに、人にも物ごとにも人知でははかり得ない偉大なる力が働いているのだなということを感じました。
『願いがすべて叶う』ということですが、それは我欲ではなくご縁を通じて自分の責務を果たし広く皆が幸せになれる、そんな出会いつなぎをしてくれるという意味ではないでしょうか。
四柱神社で参拝し、地元商店街の皆さんの人情にふれ楽しむこと・面白がることも神様から慕われるきっかけになるのでは。
ところで『面白い』という語源の一説では「おもしろ」は天照大神様の岩戸が開いて光が戻ったことで神々の顔(面)が白く照らされ、喜びに輝いた様子を意味しているというのです。
ぜひともに繩手商店街も楽しみながら信州・松本の四柱神社を参拝されてみてはいかがでしょう。今回も最後までお読みくださりありがとうございました。
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